INTERVIEWFUMI NAGAI
時代にふさわしく、
お客さまに愛される
商業施設を。
長井 布美都市開発事業部 建築技術グループ
/東急プロパティマネジメント
プロパティマネジメント事業部CM部(兼務)
2020年入社
都市環境科学研究科 建築学域修了
※所属は取材当時のものです
東急が関わる建築プロジェクトの設計打ち合わせや工事監理、見積もり確認等
PROFILE
入社動機
建築学部の出身であることを活かし、計画・設計・施工・運営の全フェーズに関わるとともに、沿線に密着した開発プロジェクトを手がけたかった
異動歴
2020年4月:新入社員研修
2020年7月:現職
2020年11月:研修(南町田グランベリーパーク)
ONE DAY
- 9:30
- メールチェック
- 10:00
- 社内定例打ち合わせ
- 12:00
- 昼休み
- 14:00
- 設計との打ち合わせ
- 16:00
- 工事内容や見積もりの確認
- 17:00
- 稼働物件の現地打ち合わせ
- 18:30
- 終業
物件の幅が広い。
だから、毎日が新しい。
まだ2年目ながら、数物件を担当中ですね。
東急グループが運営する商業施設や開発中の新築物件に関わっています。主な担当物件は、『トレインチ自由が丘』や『エトモ池上』。こうした稼働中の物件では、日々の修繕のほか、新たな賑わいを生み出すための改装にも取り組んでいます。外構や共用部をどう変えて、お客さまにアピールするか、開発部署や運営部署のアイデアに対して技術的な目線で実現性を検証したり、さらに華やかにするための提案を行なったりします。また、東急グループ保有物件だけでなく、東急グループ外のオーナーが保有する物件も担当しています。こちらは新築ですが若手から参加ができ、やりがいを感じています。
入社後、どのように担当範囲が広がっていったのですか。
1年目は小さな工事から出発し、だんだんスケールが大きくなって、2年目に入ると上司のサポートを受けながら独り立ちするイメージです。任される範囲もそうですが、担当する物件の幅が広いのも面白いですね。規模も内容もさまざまなものを同時に手掛けるので、多くのことを吸収できている実感があります。この1年を振り返っても、同じことをやった日は1日もないと言えるくらいです。もちろん、任されるからこその難しさもあります。自分自身で判断を下さなければならない場面もありますし、設計や施工の専門家とのやりとりも、そのたびに知識を増やしながら向き合う必要があります。そういった大変さを乗り越えて物件の課題が解消され、実際にお客さまに使っていただいているところを見ると嬉しくなりますね。
働くことのできる、商業施設を。
商業施設の改装において、この時代らしい動きがあるそうですね。
社会の動向として、働く場を都心から郊外にも広げていこうとする流れがあります。そこで東急が出した答えのひとつが、郊外にある商業施設の中にオフィスをつくること。そのようなコンバージョンの検討にも携わっています。お店をオフィスにするうえで、熱や音への対策をどう変えていくのか。また、機能が変わればターゲットも変わりますから、外構や共用部の変更なども検討することがあります。現状の構造物を最大限に活かしつつ、新しいコンセプトに即した計画をハード面から考えることのできる点に挑みがいがありますね。前例がない中であれこれと考えてみることで、私自身の幅も広がったのではないかと思います。
営業したままの工事。
特に思い出深いという、工事のエピソードを教えてください。
鉄道から始まった会社のDNAだと思いますが、東急は安全・安心を第一に考えていると思います。耐震補強工事を担当した際に、テナントが営業している中での工事でしたので、工事の間は売場が狭くなってしまい、テナントにご迷惑をおかけしてしまう状況でした。納得して応じていただくために、「売場を閉鎖して一気に工事を終わらせる」「少しずつ時間をかけて工事する」など、数パターンの計画を提出。全体最適を探りながら、無事に工事を完了することができました。社内外の関係者とじっくり話し合って前へ進むことを学んだ、いい経験でした。
これから挑戦したいこと
まだ小さい頃、たまプラーザの開発が進んでいくのを間近で見ていたので、愛着があります。私の地元がたまプラーザテラスによって活気づいたように、各々の地域の魅力を引き出せるような開発をいつか手掛けてみたいですね。新しいけれど、その地域「らしさ」も感じられるまちづくりが理想です。そのためにも、今の部署でしっかりと技術的な知識やプロジェクトの進め方などを学んでいきたいと思います。
オフのすごし方HOLIDAY
コロナ禍で遠出が難しかったので、映画館やカフェ巡りなど、近場で楽しむようにしていました。でも本当は、旅行も大好きです。ここ2年ほど、飛行機に乗れていないのが悲しいです。
働き方の工夫WORKSTYLE
1週間、毎日行き先が違うほど、さまざまな現場へ足を運びます。その日の予定に合わせ、出社や在宅勤務、サテライトオフィスを使い分けています。写真は『社内起業家育成制度』で生まれたサテライトシェアオフィス『New Work たまプラーザ』。