東急の取り組みを、最良のかたちでメディアへ。

INTERVIEWMARIA KANAZAWA

東急の取り組みを、
最良のかたちで
メディアへ。

金澤 まりあ社長室 広報グループ 広報企画担当
/東急電鉄株式会社 CS・ES推進部
広報CS課(兼務)
2019年入社 社会学部卒業
※所属は取材当時のものです

現在の仕事
社外広報(各種メディアにおける報道対応)

PROFILE

入社動機
大学では地域社会学を専攻しており、長期的な視点でハード・ソフトのまちづくりを行う東急に魅力を感じて

異動歴
2019年4月:研修(二子玉川ライズ S.C.・横浜駅)
2020年2月:現職

ONE DAY

9:30
新聞クリッピング・報告
10:00
取材立会い
11:00
電話対応・リリース作成など社内での事務作業
12:30
パンとコーヒーでランチ休憩
14:00
オンライン取材
15:00
電話対応・リリース作成など社内での事務作業

社外広報のゴールのひとつは、社内。

広報と一言でいっても、仕事はかなり幅広いようですね。

はい。バラエティ番組への取材対応もあれば、急な車両不具合など鉄道異常時のリリース発信もあります。ニュースリリースの作成も、決算発表の会見運営も、Facebookの運営もそうですね。中身は本当にさまざまですが、あらゆる社外広報のゴールのひとつはインナーブランディングではないかと思っています。情報をよい形で世の中にリリースできると、社員にポジティブな気持ちが生まれ、社員の周囲にも広がっていきます。約2万人を擁するグループだけに、その影響力は大きいと思います。ですから「こういう動きがあるけど、広報で取り上げられる?」と社内から声がかかると嬉しいですね。広報に相談すれば、何かいいことがある。そう認知されている証拠だと思うので。

社外広報のゴールは、社内。

1本の電話から、テレビでの大きな露出につながることもあるとか。

取材依頼はだいたい固定電話にかかってきます。たまたま私がとった1本が、ゴールデンタイムの番組からでした。「渋谷の立ち入り禁止エリアを取り上げたい」という相談だったのですが、なかなか希望に沿う案件がない。でも、渋谷の再開発が一段落して露出が減っていた時期でもあり、この機会を逃したくない。ちょうど「東急百貨店を解体現場から玉電の古いレールが出てきた」という話が舞い込み、これはいけるかも、と番組に提案したところ、みごとに採用。渋谷再開発のPRにもつなげることができました。こういうことがあるから、固定電話の番はやめられません。

社外広報のゴールは、社内。

事業が伝えたいことを、
世の中が知りたいことへ。

チームではいちばんの若手ですが、どんなことを期待されていますか。

メディアに向けたニュースリリースは、「どう書くか」がとても大切です。タイトルひとつで、取り上げてもらえるかどうかが大きく左右されます。2021年夏、駅の旧定期券うりばや一部臨時休館していた『電車とバスの博物館』をシェアオフィスにする試みが始まりました。鉄道がコロナ禍で大きな影響を受ける中、「新しいライフスタイルに対応する取り組み」をアピールすれば、きっと注目度は上がるはず。あわせて広報が注目したのは、その企画・運営に駅係員や乗務員などが、社内制度を利用して参画していたことです。社員それぞれの強みを生かす柔軟な働き方は世の中の関心が高いと考えて、ニュースリリースのサブタイトルには「駅係員や乗務員などの参画」を盛り込みました。世の中がいま何に関心を持っているかを敏感に察知し、仕事に活かす。広報の誰もが意識していることですが、特に若手にはそれが求められているのかなと思います。

事業が伝えたいことを、世の中が知りたいことへ。

メディアに顔を覚えられたい。

広報というと、華やかなイメージがありますが。

シビアな場面も少なくありません。特に鉄道の異常時対応においては、迅速・正確・誠実な報道を心がけています。また、普段からメディアの方々とよい人間関係を築いておくことが大切です。こまめにコミュニケーションを取る。急なご依頼にも最大限応える。そうした行動を積み重ねて、「東急で何かあったら、まず金澤にコンタクトを取ろう」という存在になっていく。コロナ禍でコミュニケーションが制限される難しい時期ですが、これから挽回していきたいです。

メディアに顔を覚えられたい。
メディアに顔を覚えられたい。

これから挑戦したいこと

広報の業務を通じてさまざまな事業部と関わり、その意義や熱意を深く知ることができました。私もいずれは事業部に行ってみたいと思っています。たとえば、東急線沿線を中心とした遊休資産活用。行政と連携しての、公共空間活用を通じた地域活性化。そんな、東急だからこそできる仕事を手がけてみたいですね。

オフのすごし方HOLIDAY

オフのすごし方

引っ越したばかりなので、自転車に乗ってあちこち探索しています。キャンプも大好きです。寒い時期のキャンプに備えて、灯油ストーブを買ったところです。

働き方の工夫WORKSTYLE

働き方の工夫

コロナ前はすべての取材を対面で実施していましたが、オンラインによる取材が浸透することで、時間を有効に使うことができるようになりました。遠隔地の取材セッティングも可能になり、ビンズン新都市に駐在する社員のオンライン取材が大きな露出につながるなど、広報の幅も広がりました。出社した日のお昼休憩には、コーヒーを飲んだり、オフィス付近のお気に入りのパン屋さんでパンを買ったりして、リフレッシュしています。

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