東急

【女性社員座談会】いくつもの生き方を、きちんと受けとめる働き方を。

「個性を尊重し、人を活かす」。東急グループの経営理念のひとつです。多様性を活かした組織づくりが重要な時代。特に女性の活躍は、サービスや商品開発にとって非常に大きな意味を持ちます。東急株式会社では、どのような制度が用意され、また活用されているのか。そのことが、これからの女性活躍にどう結びついていくのか。採用担当の若手社員が聞き手となって、リアルな声を掘り下げます。

辻 理絵
東急リアル・エステート・インベストメント・
マネジメント株式会社(出向)
管理統括部長 1998年入社
グループ会社の管理部門や経営企画室を経て現職。子どもは小学3年生の長女。産休・育休をあわせて11ヶ月休職し、復帰後は時間単位有給休暇やスライド勤務、病児保育サービスの補助などを利用。現在は自身の経験を活かし、グループ会社の「働き方改革」にも取り組んでいる。
黒田 めぐみこ
リテール事業部 リテール戦略グループ
総括担当 主事
2009年入社
広報、グループ会社出向中に営業を経験し、産休・育休後は商業部門で会社管理とマーケティングを担う。子どもは3歳の長男。現在は週4日の短日数勤務と時短勤務を併用しながら、グループ会社の会社管理やグループ商業施設の販促施策などに関わっている。
武藤 佑実
国際戦略室 事業計画グループ
総括担当 主事
2013年入社
法人営業を経て広報グループに配属。東急グループのブランドプロモーションに携わる。産休・育休を経て復職後、国際戦略室にて当社および海外子会社の中長期計画・方針の策定や予決算の取りまとめ等に従事している。子どもは現在1歳。
パルマ マリア
人材戦略室 人事開発グループ
採用センター
2018年入社
新卒採用業務を担当。インターンシップや本選考の運営、セミナーへの参加や広報活動などを手がける。座談会では就活生にもっとも近い立場として、進行役を務める。

※所属・業務内容等は座談会当時のものです

動機はいろいろ。決め手は「人」。

パルマ:採用担当としてぜひ参考にしたいんですが、みなさん、どうして東急株式会社を志望されたんですか?

辻:「街づくり」に興味があって、商業施設や住宅街の開発を手がけている会社を志望していました。でも当時、総合職の採用枠は少なかった。いろいろ探すうちに、東急株式会社に行き着いたんです。入社の決め手になったのは、何といっても社員の人柄。学生の質問ひとつひとつに丁寧に答えてくれるだけでなく、一人の方が説明し終わった後に、すかさず別の方が「うちの事業部では……」と話し始めたり(笑)。仕事にひたむきなのが伝わってきて、あ、素敵な会社だな、と。

黒田:東横線が大好きだからです(笑)。大学生のときに初めて乗ったんですが、駅員さんの親切さといい、駅の清潔さといい、地元の電車とはまるで違う。衝撃的でした。就活にあたっていろいろ調べていくうちに、みなとみらい駅の商業施設を手がけているのも東急グループだと知ったんです。もともと、地元である神奈川の近くで商業施設に関わる仕事がしたかったので、「この会社しかない!」と (笑)。

武藤:学園祭で実行委員をやった経験が大きいですね。学生や地元の方が楽しめる場をつくれたのがうれしくて、社会に出てもそういうことができないかなと思いました。最終的な決め手は辻さんと同じです。先輩社員と話すうちに「この人たちと働きたい」と思えてきた。採用ってやっぱり、人の力が大きいですよね。

パルマ:すごく参考になります。

黒田:パルマさんは?

パルマ:たくさんの人の生活を支える仕事がしたいと考えていました。いわゆる「インフラ業界」ということになるかなと思うんですけど、東急株式会社はその中でも、新しいことに柔軟に取り組める社風が魅力的でした。加えて私は東急線沿線で育ち、大学もやっぱり沿線だったので、ずっと身近に感じていたのも志望動機でございます。

黒田:……面接みたいになっちゃった。

パルマ:……緊張してます。

赤ちゃんが出社する日。

パルマ:もうひとつ就活の判断軸があって、それは「長く働けそうかどうか」。東急株式会社なら制度も整っているし、きっと大丈夫だろうと感じました。実際に出産や育児を経験しているみなさんからすると、そのあたりはどうなんでしょう。

武藤:妊娠した時、辞めようとはまったく思いませんでした。辻さんみたいに、お子さんを育てながら課長をやっていらっしゃる方を見ていたから、続けることへの不安がなかった。

辻:私の時も同じです。そういう先輩がすでに何人もいたので。

パルマ:人事の課長も、小学4年生のお母さんなんです。会社のバーベキュー大会に親子で参加しているのを見ると「あ、いいな」って思いますね、やっぱり。そういえば、育休中に赤ちゃんといっしょに集まる交流会がありますよね。

黒田:そうそう、他にも、仕事と育児をうまく両立する方法を、外部講師から夫と一緒にレクチャーしてもらう会なんかも。

辻:ダンナさんは東急株式会社の社員じゃなくてもいいんですよね。

黒田:どちらも、同じ立場の人が集まってワイワイ共感しあう会、という意味合いも大きいかもしれない。「みんな大変なんだな」ってわかると、かえって心強いから(笑)。

パルマ:人事との個別の復帰面談もありますよね。

武藤:どんなふうに復帰したいか、かなり詳しく聞いてもらえました。私の場合、「産休の前に企業のブランドに関する業務を担当した経験から、経営にまつわる仕事がしたくて、どちらかというと国際事業に興味があって……」って話したら、そのまま国際戦略室に配属されてびっくりした。ここまで希望通りなのはレアケースだと思いますが。

いつか両立するために、今できること。

黒田:武藤さんが復帰してすぐ、株主総会があったでしょ。大変だったんじゃない。

武藤:そうなんです。株主総会の想定問答集をつくるのが復帰後の初仕事だったんですけど、もう全然わからなかった(笑)。資料をパッと見ると海外の子会社名がずらっと並んでいるんだけど、どれが何の会社なのかひとつも知らない。復帰したばかりだから「育児しながら仕事ってどうやるの?」もつかめてなくて。

パルマ:当時は時短勤務ですか?

武藤:いや、時短にはしていなかった。子どもが1歳未満だったので、バリュータイム(※1)は使っていましたけど。

(※1)一日の所定労働時間である8時間分の労働量を、自らが効率をあげて業務に取り組むことで、労働時間を30分短縮することができる制度。

黒田:効率的に業務をして時間を短縮しても、納期によっては時間が足らないですよね。

武藤:そうなんです、時間が足りない! 足りないんですけど、上司や同僚のバックアップがすごく手厚かったんですよ。おかげでなんとか乗り切れた感じです。「育児しながら仕事する」って、こういうことなんだとよく理解できました。

辻:まわりのサポートは絶対に必要ですよね。

武藤:もう、心底そう思います。そのあたりをみんながわかっているというか、ごく自然にサポートしてもらえたのがありがたかったですね。

辻:私はもともと人に頼ることにあんまり罪悪感がないから、「これやってください」って誰にでも言っちゃう。

黒田:だって、辻さんは特に大変だったし。

辻:子どもが2歳の時に夫が海外に赴任して、しばらくワンオペ育児で……

パルマ:課長職と両立しながらですよね。

辻:経営企画に関わっていたからできるだけ休みたくないし、取締役会の前日なんかは「どうか熱が出ませんように」って子どもに念力を送っていました。もちろんほんとに病気になった時は、ちゃんと病児保育(※2)に頼ったけど。

(※2)小学3年生までの子どもを持つ子育て中の従業員に対して、病児保育に対する支援制度。NPO法人フローレンスの児保育サービスを会社の補助により割安で受けられる。

パルマ:自分がその立場になったらどうなるのか、想像もつかないです。いまは仕事だけで精いっぱいで。

黒田:その時になってみないとわからないことも多いけど、いまできる準備があるとしたら、がむしゃらにがんばっておくことかもしれないですね。出産前、私は広報・PRを担当していたんですが、当時は渋谷ヒカリエの開業など大きなニュースが重なって広報もとにかく攻めていこうという時期でした。取材依頼もぜんぶ受けたし、かなりムチャをして。もちろんキツかったけれど「やりきった」という感覚を持てたのは大きかったと思います。あの経験がなければ、なんとなくモヤモヤしたまま産休に入っていたかも。

おすすめ制度あれこれ。

パルマ:先ほど病児保育サービスの話が出ましたけど、みなさん、おすすめの制度はありますか。

武藤:いろいろ使いましたけど、特に助かったのはNewWork(※3)かな。家の近くのNewWorkで仕事できたのがよかったですね。

(※3)社内起業家育成制度から始まった法人向け会員制シェアオフィスネットワーク。社員も福利厚生の一環として使うことができる。

黒田:NewWork、いいですよね。

辻:子どもの通院とか学校行事なんかは、スライド勤務(※4)や時間単位年休制度(※5)もすごく便利です。あ、保存年休(※6)も1時間単位で取れるって知ってました?

(※4)7:30〜10:30の間、始業時刻を30分単位で繰り上げ、または繰り下げできる。終業時刻も同時間スライドされる。
(※5)年次休暇のうち、年間5日(40時間)分を限度に1時間を1単位として取得できる。
(※6)有効期間経過後の年次休暇を、妊娠中の健診や育児、介護などに使用できる。

武藤:知らなかった!

辻:授業参観の時に1時間だけ切り出して使いました。

パルマ:就活中の学生さんは、こういう制度をやっぱり他社さんと比べるのかなと思うんですけど……世間的に見ても「仕事と育児を両立しやすい会社」って言えそうでしょうか。

黒田:ダンナさんがよその会社だと、お互いの社風からくるギャップに「えっ」と思うこともあるみたいですね。ダンナさんに子どもの送り迎えをする余裕がぜんぜんないとか。それがいいか悪いかは仕事の性質にもよるし、一概に決められることではないけれど。

辻:確かにここでは「朝、送ってから出社してるんです」という男性社員が多いかも。制度というより、空気的にそれが根付いてる感じです。

黒田:送り迎えくらいじゃ、イクメンを名乗れないくらい普通のことになってるかも(笑)。男性の育休って短期間になりがちだけど、1年くらい取る人も出てきましたよね。それがもっと当たり前になるといいんですけど。

期待しているからこその60点。

パルマ:ここで質問です。『東急株式会社の「女性活躍」を100点満点で表すとしたら』。私は60点!

武藤:75点。

黒田:82点。

辻:85点。

パルマ:うそ。私、低すぎる。どうしよう。変えようかな。

黒田:あと40点分、伸び代があるってことでしょ。若い人がそう感じてるって、すごくいいと思うけど。

辻:私たちはどうしても過去と比べちゃうから、高めになってるだけで。

黒田:限界を低く設定しちゃってるんですよね。私も60点にしようかな(笑)。

パルマ:女性の活躍はもちろん増えていると思うんです。でも、「事業の第一線で活躍しているマネージャー」というと、やっぱり男性の名前が多く挙がってくる。とちょっと感じています。今はどんどん女性管理職層も増えているので、事業を引っ張る女性が若手のロールモデルになると良いなと思います。

武藤:私が75点にした理由も、女性役員が少ないから。海外の会社を見ていると、働きやすい制度や仕組み等がより整っているのかなと感じます。

黒田:さっき男性の育休の話をしましたが、女性の社会進出って、男性の家庭進出と一体だと思うんです。そのための制度は東急株式会社にももちろんある。でも、きちんと活用されるのはきっとこれからじゃないかな。だから期待を込めて80点。

パルマ:あれ? 82点でしたよね。2点はどこから?

黒田:社用パソコンが軽くなったから!、NewWorkで仕事をするのにパソコンの重さは大事。

辻:部長以上の女性がまだまだ少ないですよね。パルマさんもそうだし、これから入社する方のためにも、目標となる社員の選択肢がもっと増えてほしい。

黒田:モデルケースが多様になるといいですよね。「復帰してキャリアを積む」って、世間的にはめちゃくちゃ頑張らないとやり切れないイメージ、ありませんか?

パルマ:ありますね。

黒田:同期がついこのあいだ復帰したんですけど、一度、社員を辞めているんです。カムバック制度(※7)で社員に戻るという選択。そうか、そういうのもあるよね、と思いました。」

(※7)妊娠・出産・育児、介護、配偶者の海外赴任などを事由に退職した社員が、働くことができる状況になった時に社員として復職できる。

辻:育児をしながら今までどおり仕事したい人はもちろん、育児や家庭を優先したい時期の人にも、ちゃんとライフスタイルに合わせた選択肢が用意されている。

武藤:黒田さんはY職責(※8)を選ばれたんですよね。

(※8)育児・介護・看護者などが、1日2時間または週休3日を限度として就業時間や日数を短縮できる職責。子が23歳になるまで可能。

黒田:はい。そのおかげでバランスを取りながら、家庭も仕事も楽しみながら両立できています。

パルマ:育児だけでなく、将来的には介護や看護に直面するケースもあるでしょうし、そういう働き方を選べるというのは心強いですよね。「女性活躍」と一口に言っても、描くキャリアやライフスタイルは人それぞれ。その受け皿となる制度は整っているし、これからますます活用が進んでいってほしいですね。同期と話していても「長く働きたい」という意見ばかりだし、そういう人が集まるのがきっと、東急株式会社。働き方の多様性が広がるほど、女性が活躍する機会も広がっていくんじゃないかと思いますね。

事例紹介

日本人女性の視点を、上海へ。
駅ナカ商業施設の開発・運営において、女性の視点を欠かすことはできません。デザインや店舗誘致、施工管理、運営には、多くの女性社員が関わっています。そのノウハウを活かし、中国・上海市にある上海地下鉄の構内店舗開発・運営のコンサルティングを実施。それまでは「通過点」として捉えられていた駅を、店舗誘致はもちろん、100席を有するフードコートの設置、素材や照明の変更によって、女性が心地よく過ごせる温かみのある空間へと生まれ変わらせました。
新しい渋谷をブランディング。
大きく変化する渋谷の魅力を、タイムリーに発信していく。このミッションに対する施策のひとつが、PR冊子「PLAY SHIBUYA」。働く街としてのブランディングを担う冊子の編集にも、女性の視点や声が活かされています。また、子育て中の女性社員のアイデアから、渋谷ヒカリエにおいてレゴブロック®を使ったワークショップを開催。「未来のまちづくりの担い手」である小学生に、プロビルダーとともに工事中の渋谷の街を組み立ててもらいました。
働く女性の目線で、渋谷を開発。
渋谷における大規模開発は、多くの技術系女性社員によって支えられています。たとえば、再開発をスムースに進行させるために行われた渋谷川の移設では、女性社員が施工管理を担当。2年半にわたる工事を成功させたのち、イベント出演などの事業広報にも関わりました。また、商業施設の開発に携わる女性社員は、メインターゲットである「働く女性」の目線を意識した設計を推進。共用部のすみずみまで女性の快適さを追求し、行き渡らせています。

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